2018年11月10日土曜日

介護技術研修 10周年記念 フォローアップ研修 がおこなわれました


介護技術研修は今年で10周年を迎えました。
 

本日は14:00~17:00の3時間、大堀先生より芦別慈恵園の職員を対象とした研修が行われました。

 
毎月介護技術研修が開催されていますが、日頃のちょっとした疑問点についてお伺いする時間がなかなかとれなかったり、関わりの原則を職員が知らないこともあるので、改めて「動き出しはご本人から」を学ぶ目的で行われました。

 

目と首の動きを誘導するのはもはや当たり前になってきている感もありますが、
 
 
 
 
 
 

 

 

腕と足の向いている方向へ寝返りを誘導させていただく

 

寝返る方向に腰を向ける

(膝を立てると腰を向けやすい)

 

支えを強化することでご本人に「やった感」をもってもらう

 
 

動く方向に手を当てて、本人が動きやすくする
(前かがみになるときは背中と胸に手を当てる/椅子に座るときにはお尻に介助者の腕もしくは畳んだバスタオルを当てる…等)

 

ご本人に動き出してもらいやすい立ち上がり介助
(前かがみになって、足の真上に頭が来るようにする。お尻が浮くまではおおよそ斜め方向へ誘導し、お尻が浮いたらそこからはまっすぐ上に上がる)

 

 
移乗は最短距離で。座るときにはご本人に足を踏ん張って頂くようにする
 

などは初めて知る職員もいたのではないかと思います。

 

 

 

講義は今回のフォローアップ研修のために先生が新たにスライドを作成してくださいました。
 

印象に残ったのは「主体は誰なのか?」という言葉です。

「起きましょうか」「立ちましょうか」「行きますよ」…いくら言葉が丁寧であっても、主体が自分になっていると、動き出しはご本人からが成り立たなくなると思います。

生活の主体はお客様なので「起きていただいてもよろしいですか」「立ち上がれそうですか」「歩けそうですか」等の言葉になると思います。

 

「主体はどこなのか?」

この視点で自分の介助を振り返ってみると、見直す部分がいっぱいあります。

それは言葉だけでなく、振る舞いにも現れると感じます。

 

今回の研修を活かすため、今後は

・目線や手足の動き、腰の位置などご本人が動き出しやすい介助を活用する事

・生活の主体は誰なのか?

を常に意識して仕事に励んでいきたいと思います。

 

今回充実されている中研修に来ていただいた大堀先生、本当にありがとうございました。
また今回研修を開催していただいた法人に感謝申し上げます。ありがとうございました。

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