2019年10月27日日曜日

第10回 まちづくり講演会

芦別慈恵園の40周年記念事業として始まった「まちづくり講演会」も
今年で10回目を迎えることができました。

参加者150名でした。ありがとうございました。

今年は釧路から、
医療法人社団 サンライブ杉元内科医院の
院長 杉元重治先生にご講演していただきました。
演題「地域医療と住民連携から見えてきたこと
釧路での医療介護福祉の多職種連携の会CCL(くくる)の取り組みについて
+マリモでくしろを盛り上げ隊の活動について」
受付の様子


芦別慈恵園 理事長 西英昭 ご挨拶


荻原貢芦別市長 ご挨拶


杉元重治先生 ご講演


講演では演題にもあるように大きく2つの内容をお話しいただきました。
①多職種連携の会CCL(くくる)の取り組み
②マリモでくしろを盛り上げ隊の活動=地域づくり


CCL(くくる)とは、地域住民・専門職・関係機関協働の、
本音で地域連携のあり方を検討する会。
(平成21年から活動~平成30年9月6日法人化)
(活動名はCooperate【連携する】・Create【創造する】・Live【人生を楽しむ】の頭文字)

活動内容~研修会(本年で語ろう!をテーマにグループワーク式の研修会)
     調査(釧路管内の保険・医療・福祉の連携の実態と課題)
     サロン(多職種同士の関係づくり)
     メールマガジン(多職種連携に役立つ情報)
     手引書の発刊(医療・介護の連携推進ハンドブック)

在宅医療について
在宅での看取りが近年増えてきている。
杉元先生がこれまで関わった在宅医療、
在宅での看取りの事例を紹介していただきました。
曾孫さんなど大勢のご家族に囲まれ笑顔で過ごされたり
お誕生にお好きだったビールが飲みたい!とビール(ノンアルコール)で乾杯したり
どなたも亡くなる数週間前まで幸せそうに過ごされていました。
それが家(ホーム)またはそれに近い場所のちからである。

在宅医療は本人と家族の覚悟と納得が大切である。
という言葉を紹介してくださいました。
また、厚生労働省が推進している人生会議のキーワードでもある、
事前に自分が最期をどのように迎えたいかを話し合っておく必要がある。

人生の最期を迎えるときにどうするかをテーマにした
舞台「桑楡の刻(そうゆのとき)」でケアマネージャー役を演じるなど
さまざまな形で伝える活動をされている。


②マリモでくしろを盛り上げ隊
平成24年3月29日 設立
まちを盛り上げることと自然環境保護を目的とした活動を行う市民団体

活動内容~●マリモの魅力をPRするために商品開発
     ・マリモハイボール・まりもまん・まりもなか
      イベント出展などに杉元先生も参加されている
     ●ご当地ソングでPR(トーカリップはアイヌ語でマリモの意味)
     ・トーカリップ・トーカリップ盆踊り
     ●健康で安心な暮らしづくり
     ・トーカリップ体操(ご当地健康体操)
     ●自然環境保護
     ・ゴミ拾い・マリモ環境保全のための寄付
     ●マリモ絵本の製作「わたしはマリモ」

写真はトーカリップ体操をしているところ


芦別慈恵園 施設長 川邊弘美 
杉元先生、ご来場されたみなさまへ感謝の言葉


アンケートからは
「今後、自宅での介護を考えたいと思った」
「多職種の連携により本人の希望に添える医療や介護を提供をできる」
「マリモ体操たのしい!」
「終活と看取りについて考えるきっかけになった」
「医療・介護・福祉の連携について学ばせていただいた」
「今後の仕事に活かしていきたい」などの声がありました。

杉元先生、ご来場いただいた皆様ありがとうございました。

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