慈恵園の介護理念の一つに、
「最期の時まで口から食べる食事の工夫をします」があります。
そしてターミナルケアの一つに、
ご本人やご家族から好きな食べ物を伺い、
可能であればご家族も一緒にする食事会、
「思い出レシピ」という取り組みがあります。
思い出づくりと、ご家族に一緒に過ごしていただき、
お客様の今の状態を知っていただく場にもなっています。
先日、N様の思い出レシピを開催しました。
息子様もご参加くださいました。
※現在コロナ対策で通常は面会をご遠慮いただいていますが、
ターミナル期のお客様のご家族の為
今回の献立は、ご本人のお好きなお赤飯(二種)、お漬物、お刺身、
息子様がお持ちくださったバナナをつかったプリン、
N様が家で作ってらっしゃった肉野菜炒め(再現)、
澄まし汁でした。
そしてN様が大好きだったビールもご用意させていただきました。
N様は以前に慈恵園の職員だったので、
N様と共に働き、現在も慈恵園で働いている調理員数名も、
思い出レシピの場にご一緒させていただきました。
施設長もN様と同じ時代からずっと働いているのです…!
職員と息子様で昔話に花が咲きました。
言葉を発することはむずかしくなっていますが
N様にも思い出がよみがえった時間に
なったのではないでしょうか。
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